投稿

M.2

イメージ
各種増設に欠かせないコンパクトな拡張端子  PCに拡張カードを増設する際の端子規格。エム・ドット・ツーと読む。Wi-Fi、Bluetooth、 SSD などをカードモジュールで拡張するために使われるパソコン内基板上の拡張用端子。  PCI ExpressとSATAの両方をサポート、より高速なNVM Expressに対応しているため、高速SSDの装備には欠かせない存在になっている。通常の PCIe スロットに比べ、コンパクトなのに4レーンをサポートし本体の小型化に貢献している。ノートパソコン内部でも各種拡張基板の増設のために使われている。 デスクトップパソコン内部のM.2端子に装着されたSSD。白いラベルに256GBの容量であることが記載されている。

SSD

高速なストレージを求めるなら  パソコンにはWindowsなどのOSを格納し、作業の結果を書き込むためのストレージが内蔵されている。かつては、磁気ディスクを使ったハードディスクドライブ(HDD)が一般的だったが、現在では、その主流はフラッシュメモリを使ったSSD(ソリッドステートドライブ)に置き換わっている。ハードディスクとちがって読み取り書き取りにサイしてヘッドを移動させる必要がなく、高速な読み書きができ、また、可動部分がないことから衝撃にも強いため、モバイルノートノートパソコンで利用され始めたが、近年では据置型のパソコンでも、高速ストレージとして広く使われるようになってきている。  SSDは古くはHDDと同じSATA接続で使われていましたが、SSDの高速化に伴いデータ転送が間に合わなくなり、現在は、PCIeによるNVNe接続が一般的になった。こちらはM.2規格のスロットに装着して使われる。また、廉価なシステムでは、SSDよりも速度が遅いけれどもコストが低く容量当たりのサイズが小さくて消費電力も低いeMMCが使われる場合もある。

VR

イメージ
人間のまなざしを拡張  Virtual Realityの頭文字。 日本語では仮想現実と訳されている。その発展系としてAR(Augmented Reality拡張現実)、MR(Mixed Reality 複合現実)などがあり、コンピューターによって拡張された仮想的な現実世界をもたらします。これらの総称としてXRという呼び方をされることもある。  XR用のコンテンツの制作には3D映像を生成するといった用途のために膨大な計算が必要で、高性能なグラフィックス機能を持つVR Readyパソコンなどが、クリエイティブ現場などで求められるようになってきている。 ショールームなどでの仮想体験、各種トレーニング、ゲームなどで使われるVRヘッドセット。そのコンテンツの作成には膨大な計算処理が必要になる。

DisplayPort

イメージ
HDMIを超えるリッチな映像伝送  標準化団体である VESA (Video Electronics Standards Association) によって策定された パソコンとディスプレイ間で映像信号を伝送する規格のひとつ。ディスプレイ出力はテレビにビデオレコーダーなどを接続するHDMI規格が広く知られているが、PC用ディスプレイでの利用を前提に策定された。  HDMI同様、音声と映像の伝送ができるのに加え、HDMIが想定していないような高い解像度や、それらを複数使うマルチディスプレイ環境、そして、ディスプレイ同士の数珠つなぎを実現するディジーチェーンなどの利用も想定されている。  また、 USB Type-C のオルタネートモードによって、ケーブル一本でDisplayPortによる映像出力とパソコンへの給電を兼ねる使い方も一般的になりつつある。パソコンからディスプレイへは映像が、ディスプレイからパソコンへは電力が供給される。  今後、パソコン用のディスプレイは、テレビモニター以上の高解像度化、高いリフレッシュレートでの運用が進みます。医療用などの高精細映像が求められる現場はもちろん、一般的なオフィスの現場、そしてゲーミングシーンなどでも、さらにリッチな映像のニーズは高まっている。一般のAV機器を超えるパソコン 用途での将来性を考えれば主流となる映像出力規格といえる。 DisplayPortによるパソコンとディスプレイのType-C接続のイメージ。 出展: VESA

プロセッサー

インテルとAMD  パソコンの処理を司る頭脳に相当するチップ。中央処理装置とも呼ばれるが、装置というほど大きくはない。パソコンの基本性能は、プロセッサーの処理能力によって決まり、メモリーの容量やGPUの有無などでパソコン全体のパフォーマンスが決まる。  プロセッサーの主流はインテル社製品で、Core i7、Core i5、Core i3、Pentium、Celeronといったブランドがある。  具体的な製品名では、これらのプロセッサブランド名に続き、プロセッサナンバーと呼ばれる型番が続く。たとえばCore i7-10700であれば、第10世代の製品であることがわかる。最新世代は第11世代。  これらのインテル製品と互換性があるRyzenシリーズは、AMD社による製品で、そのコストパフォーマンスではインテル製品を超えたとも言われるほどに評価が高い。発表後、急速にそのシェアを伸ばし、インテルを脅かす存在にまで成長している。  AMD Ryzenについては 【2020年最新版】AMD Ryzenについて調べてみたらすごかった | 日本HP にわかりやすく説明されている。

5G

高速大容量、低遅延、多数接続  第5世代移動通信システムの略称。4Gとされてきた従来のLTE通信に対して、さらなる高速、大容量を実現するとともに、低遅延、多数接続ができるのが特徴。モバイルノートPCなども、従来のLTE対応機の後継として、5G通信可能な製品が登場しつつある。

DDR4

イメージ
メモリ規格とモジュール規格  PCに装着されるメモリの規格でDouble-Data-Rate4の略。以前の規格であるDDR3に比べ、2倍のデータ転送速度をもつ。DDR4に続く、800、1066…といった数字はチップの規格で、サポートされる転送速度によって変わる。もちろん数字が大きい方が高性能なメモリ。  チップの規格とは別に、PC4に続く数字で示すモジュールとしての規格呼称もある。たとえばチップ規格DDR4-2933はモジュール規格PC4-23466と同じ。 デスクトップパソコンで使われるDDR4メモリのDIMM基板。パソコンのDIMMスロットに装着してメモリを増設する。