オンラインミーティング
ビジネス、教育、そしてカジュアル利用まで広く普及
パソコンに装備されたカメラやマイクを使い、インターネットを介して離れたところにいるメンバーと映像と音声を使ってミーティングができるソリューション。顔や声でのコミュニケーションはもちろん、画面を共有したり、PowerPointなどのアプリを使ったプレゼンテーションなどもサポートする。
アプリとしては、Microsoft
Teams、Zoomミーティング、Cisco
Webex、Google
Meet(旧称 Hangouts Meet)、Amazon
Chimeなどがよく使われている。それぞれパソコンやスマホで使う専用のデスクトップアプリが提供されているほか、それらをインストールせずにウェブブラウザでの利用もできる。いずれも多人数での会議をはじめ、ウェビナーと呼ばれる1対多のセミナーなどを開催にも使われる。
また、ビジネス用途のみならず、教育現場などでのオンライン授業などでの利用にも使われるようになってきている。新型コロナ感染拡大防止で求められたステイホームの影響もあり、実用面だけではなく、オンライン飲み会、オンライン帰省、オンライン同窓会など、カジュアルな用途にも広く使われ、2020年は、これらのサービスの飛躍の年になった。
音声でのコミュニケーション以外に、文字によるチャットサービスも提供されている。一般的には、主催者が会議室を予約して設定、その会議IDなどを参加者に伝え、指定時刻に参加者がサービスにアクセスして会議をスタートする。
ほとんどのアプリが、都度ごとの会議システムを志向しているのに対して、Microsoft
Teamsは、その名前から想像できるように、任意の複数メンバーを集めたチームをあらかじめ構成し、オンライン会議はもちろん、恒常的なチャットサービスやファイル共有など、日常的なコラボレーションの場を提供するアプリとして、他のオンラインミーティングソリューションとは異なる方向性を持っている。
ノートパソコンのスクリーン上部に内蔵されているカメラとマイク。この製品ではカメラのレンズの前にスライドシャッターが装備されていて、必要のないときにはプライバシーを考慮し、カメラを物理的に目隠しすることができる。