モダンスタンバイ

まるでずっと電源が入っていたかのようにスリープから復帰

 Windowsのスリープ状態のひとつ。スリープに入る直前の状態をそのまま維持するが、完全なスリープ状態にはならずに通信や周辺回路との接続を維持したままで待機し、復帰に要する時間を極限まで短くする。概ね瞬時の復帰で、ノートパソコンの液晶を開けば復帰するように設定されたパソコンなら、まるでずっと電源が入っていたかのようなイメージになる。シャットダウンして完全に電源をオフにすると、作業中の状態は失われてしまうので、通常はスリープとそこからの復帰を繰り返してパソコンを使う。ほとんどのパソコンは液晶を閉じるとスリープに移行するように設定されている。モダンスタンバイはそのスリープの新しい当たり前だ。

 モダンスタンバイは、かつて、Instant Goと呼ばれていた。さらにその前はConnected Standbyという呼称だった。このあたりの事情については『【山田祥平のRe:config.sys】【特別編】モダンスタンバイの当たり前にスタンバイ完了 ~レッツノートにモダンスタンバイを実装した男たち - PC Watchに詳しく書いた。

  Windowsパソコンの状態には次の4種類がある。モダンスタンバイとスリープは排他でパソコンメーカーが工場出荷時に指定し、エンドユーザーがこれを変更することはできない。また休止状態はディスクに現在の状態を書き込んで待機するためバッテリの負荷はない。スリープ状態のままバッテリが空にならないように、通常は一定時間が経過するとスリープから休止状態に移行するハイブリッドスリープが機能する。

状態

電源ステータス

バッテリ負荷

復帰に要する時間

ネットワーク

シャットダウン

電源断

ゼロ

10秒程度

休止状態

電源断

ゼロ

5秒程度

スリープ

モダンスタンバイ

わずか

瞬時

接続維持

以前のスリープ

さらにわずか

数秒


  バッテリーへの負荷が多少あるとはいえ、瞬時の復帰というのは大きな魅力だ。
また、プロセッサーベンダーのインテルは、モダンスタンバイ機能を含む、さまざまなモダンな機能を取り込んだ最新鋭の仕様を持ったパソコンをEVOというプラットフォームとして規程している。同社のプロセッサーを搭載したパソコンのうちEVO認定された各社の製品にはEVOのロゴマークが貼付されている。ただしEVOはモダンスタンバイを含むと考えていいが、EVOでないパソコンでもモダンスタンバイはサポートしている場合もある。


このブログの人気の投稿

USBのバージョンとジェネレーション

USB Type-C

Wi-Fi6